ARPA社ハンドメイドペーパーは､伝統的な製紙方法で製造されています｡すべての製品は４００年前の製造方法と同様､コットンやリネンといった１年生植物の最上質の繊維から作られています｡繊維の調合には､トキワガシの巨大なローラーのついた叩解機で、繊維をほぐし滑らかにするために十分な時間をかけています。
紙は１枚１枚作られているため､名刺であれ､1.5×３ｍの紙であれ､サイズにかかわらずどの紙も四方の端はすり切れています。にじみ止めには、中性をつかっています。プレス工程で２枚のブランケットを用いることにより特別な手ざわりが生まれます。ARPA社の紙も中性ですが、在庫商品の長期的な有効性が保証でき､着色剤を用いていないため半永久的に色あせを防ぎます。また、どの紙も空気乾燥で作られており、この過程によって紙に特別なボリュームを与え､紙のきめや表面の特性が生まれます。その上､どの紙もカビ防止の抗菌処理が施されていますが､これは技巧的な紙の製造においてはきわめてまれな製法です。
伝統的な製造工程においてはそれに見合った昔ながらの方法がとられていますが、ARPA社の紙の特徴として商品や品質の入念な管理があげられます。というのも、この紙は２５年以上もの経験を積んだ熟練の職人によって、近代的な製造所で厳重な品質管理を受けているからです。こうした理由から、ＡＲＰＡ社ハンドメイドペーパーは､造形美術や工芸の分野（水彩画やデッサン､チョーク画，木炭画､彫刻､エッチング､木版画､エンボス､または芸術的な写真・デザイン・構図など）で､またグラフィックアートの分野（単色や複合色でのオフセット印刷や４色刷り印刷､活版印刷、ホットプリンティング､転写､複製など）にも､そして高品質の定番商品(便箋､封筒､カード､招待状､卒業証書､フォーマルな通知状､ファンシーペーパーなど)においても､非常に優れた商品となっております。それゆえ､これらの紙は､とりわけ芸術分野で､また高品質で巧妙な製品にこだわる人のために作られたといえます｡

一見すると手透き和紙にも見える独特の存在感を持つ ARPA 社の手透きコットンペーパー。
紙自体の印象の強さとはうらはらに、インクジェットプリンターでも美しく印刷することが出来る使いやすさは、アートの世界からパーソナルレターづくりまで、その活躍の場を広げてくれます。
使うシーンに合わせてハンドメイドのぬくもりをお楽しみ下さい。